LAのAさんからのメール

昨日、LA在住のAさんからのメールが入りました。
20年近く前、家内との初めての米国音楽宣教ツアーの折に彼の家に宿泊させて頂いてからのお付き合いです。
その彼が私と同じ時期に癌で闘病をしていたのです。
ご自分も大変なのに、俳句を頂戴したりして励ましていただきました。
そして、先月末にとてもハイリスクな二度目の手術をされ、私たちも祈っていました。
手術後、集中治療室から三日で退院したと聞いて、ビックリしつつ神さまに感謝をしました。
その彼が書いて下さった証しをここに掲載します。

主の愛 <感謝の証し>」 2010年10月2日
 私が健康な時分に、医師から末期癌の宣告をされて、リスクはあるが手術は必要ですと言れたら、目の前が真っ暗になり、落胆していたことでしょう。本来、気弱な私は悲観の挙句、奈落の底へ落ちていたかもしれません。
 2010年9月27日。病気で倒れてから2年余りの歳月が流れて、2回目の手術が始まろうとしています。甲状腺と左首リンパの手術をするためです。共に癌細胞を除去する目的のためです。
 医師からは、リスキーな手術であることは、前もって聞かされていました。それ以前に、2軒の病院で手術の可能性を伺いました。検査の結果、かなりのハイリスクであると同時に、末期癌であるという理由で手術は断念。キモセラピーで、癌細胞が広がらないようにするしか方法がないと知らされました。
 今、C病院で、ハイリスクの手術が始まろうとしています。私が病で倒れてから右半身不随と言語障害がありますから、術後はその症状が更に酷くなる可能性を秘めていると医師から言われました。
 覚悟しておくことは、輸血の必要性、頸動脈をそけい部からの移植、術後は、声を失い顔面麻痺。左腕が動かなくなるかも知れません。と医師からの告げられました。私は右半身不随の上に、左腕も動かなくなったら寝た切りになると思いました。おまけに口も利きけないのであるのなら、生きて行く価値がないと思わされました。一瞬、目の前が闇でふさがりました。「イエス様、助けてください!」
 しかし、こうなれば「まな板の上の鯉だ」(御心のままに)と、私はそう呟きました。普通のまな板の上の鯉と違っていた事は、主に全き信頼を寄せる鯉であったことです。癒し主、救い主、王の王、主の主。イエスに委ねて、賛美して手術に臨む決意を新たにしました。
 手術の当日に病院へ行って、僅か3日目で退院することができました。術後の痛みや後遺症も殆どなく、左腕も動きますし、喋ることも主を賛美することも出来ます。
 ハワイの中村裕二牧師から届いたCDを聴いているうちに、この文章を書きたいという思いになりました。正にCDのタイトル『聖霊の風が』吹くようです。
 ノンクリスチャンの友人からは、「Aさんは生命力が強い」と言われますが、神様が私を生かしてくださるのです。それと同時に、教会の皆様と他のクリスチャンの方々の熱心な執り成しの祈りが、私の生命を主に導いてくださるのです。
 今年の春に作った俳句が、今、秋風に棚引いています。
  『癌病みて神の計画に喝采
私はイエス様に感謝の気持ちが堪えません。そして私のために祈り、支えてくだいました皆様に、心より感謝申し上げます。


 最後に俳句を一句詠ませていただきます。
  『秋の虹御心のまま生かされる』