動き出した親父の腕時計


2010年7月17日「針の止まった親父の腕時計」と書いた。
その月は10回目の入院で人工肛門の再手術をしていた。
癌治療の始まりから一年半以上経過でも改善しない体調、
そんな時だからなのか、引き出しの奥から親父の腕時計を探し。
針の止まった親父の腕時計を動かそうと電池交換。
しかし、残念ながら専門店で電池交換するも動かず、
また引き出しの奥に逆戻りしていました。


あれからさらに4年近く経過、動かないと分かっていても、
また、あの親父の腕時計を引っ張りだしてきた。
諦めの悪い私はダメ元でも、もう一度自分で挑戦と、
腕時計の裏蓋を開けるツールまで注文して時を待った。
(1月は時間がいっぱいありましたので。。。)


ツールが届き、難儀しつつも裏蓋を自力で開けられ、
新しい電池も購入して、いざ交換。。。
な、な、なんと、、、
ほとんど期待してなかったのに、、、
秒針が動き出し、、、時を刻み始めた(プチ感動!)。


これって、今年を暗示しているかもしれない、、、
などと思いながら親父の腕時計をわが腕に装着。
この数年は腕時計の重さに耐えかねて軽量化でしたが、
腕の力が戻ってきたようで腕にも馴染んでいます。
「動き出した親父の腕時計」を腕に「あら還」邁進!