帰って来たわが息子

本日、我が家のひとり息子が日本からハワイに一週間の里帰り。空港の移民局にてグリーンカードのことで4時間ほどの足止め、午前8時に飛行機は到着したのですが、出てきたのは12時を過ぎていました。すでに日本に住み始めて数年になるのに再入国の届けをしていなかったので、グリーンカード没収ということになりました。ちょっとかっこ悪いですが、予想していたことなのでそれほどショックではありません。しかし、待っているのが大変でした。息子に事情を聞くと手続きの時間より待ち時間が長かったようです。ご苦労さま・・・。

聖書の中に「放蕩息子」という有名なたとえがあります。財産を生前贈与して、遊びの限りをした次男坊の放蕩息子がお金のすべてを使い果たし、ボロボロになりながら、家に帰ってくるストーリーです。勿論、その放蕩息子は自分のしたことを棚にあげて甘えているわけではありません。本当に自分のしたことを悔いているのです。その時、父親は死んでいたはずの息子が帰ってきたと手放しに喜んで迎え入れるのです。そして、祝宴(パーティ)を開く・・・。父なる神のもとに帰る人間の姿、帰ってきたときに喜ぶ神の姿が描かれています。
わが息子は放蕩息子ではありませんが、一年ぶりに帰ってくるとやはり大歓迎で、智恵子は何かしてあげたくてしょうがないようです。勿論、我が家も今宵は祝宴(?)。デザートのフルーツを食べ終わるか終わらないかのうちに、食卓で(時差のため)椅子に座ったまま子供のように寝ていました。
彼が二十代半ばになっても、親にとって子供は子供。少しばかり、神さまの喜びがわかるような気がします。
「お帰り」そして「お休み」。
ユウジ