キモ・ラジ準備

 昨日は英語礼拝に日語部も合流していただいた、わが教会の礼拝に出席。日英の皆さんに囲まれて祈られて、なんと感謝なことでしょうか!先週もそうでしたが、皆さんに祈っていただくと不思議なぐらいに軽くなります。土曜の夜は眠れず、体調不十分で智恵子に運転してもらっての礼拝出席でしたが、日曜の夜はまた痛みが和らぎ、出血が少なくなり、十分に眠ることができて、本日を迎えました。
 本日は午前に化学療法の準備説明のため掛かり付けのカイザー病院へ、午後は放射線療法の準備説明のためハワイでは一番大きなクイーンズ病院へと丸一日の仕事となりました。
(化学療法はキモセラピー、放射線療法はラジエーションで両方を同時にしますので、以後キモ・ラジと略します。尚、日本では直腸がんの手術前にするこの治療を、「補助放射線療法」と呼んで化学療法と放射線療法を併用して行なわれます。)



 なんとも沢山の英語の資料を頂いて、これを読むだけで何日もかかりそうですが、説明の大半は理解(万全を期して通訳の方をお願いしましたが)して同意書にサイン、木曜日(18日)からキモ・ラジがスタートです。
 内容は、「キモ」(化学療法)は24時間薬を投与するために、胸にポートを埋め込み管をつけて弁当箱大の装置を携帯して、薬を流し続けるそうです。それを一週間に一度交換するために、毎週病院に行きます。ただ、このキモは放射線療法の補助処置だそうで、副作用は少なめだそうです。「髪の毛は抜けないでしょう」とドクターは言っていました。実は、先週あたりから髪の毛の抜け落ちた自分を想像していて、「抜けたら抜けただ」と覚悟を決めていましたが、正直、少しホッとしてます。
 そして、「ラジ」(放射線療法)は週5回で毎日照射します。一回の時間は15分ほどで短いそうですが、毎日というのは簡単ではないですね。患部をレーザービームで焼くようなものでしょうから、後半には痛みがきて、座れないかもと予告されました。オー・マイ・グッドネス!その時はその時です!「まな板の鯉」ですから!
 本日は肛門から管が入れられ(ウッ!)、CTで詳細な患部の確認がされ、お尻の付近に×印が三箇所つけられ、それを消さないようにと念を押されました。消えるようなものでマークされてるとは思えませんが、この×印を目印に放射線が放射されるのですね。まさにレーザーピームで狙い撃ち。皆さんの「祈りのレーザービーム」もこれを目印によろしくお願いします。
 この「キモ・ラジ」に大体6週間を要するようです。その後、2−3週してガンの状態を確認して手術になります。ということは2月末から3月ぐらいに手術でしょうか?そして、手術後にはまた「キモ」が待っているようです。少しぐらい時間がかかっても、ゴールとその道筋が見えたので心は落ち着いています。
 また、皆さんの祈りと励ましが何よりの力。そして、神さまが共にいて下さいますから、OKです!
 キモ・ラジのユウジ