キモ・ラジはじめ!

 昨日から喉の痛みと発熱があったため、今日は始められるだろうかと少しばかり心配していましたが、朝の体温は平熱でしたので、予定通りに早朝から胸にポートを埋め込みました。体温が上がることもなく、昼近くにはそのポートに薬を常時流し込む機械を接続して、キモセラピーの開始です。丁度、観光客のおじさんがカメラをタスキ掛けに持ち歩くように、これから6週間は24時間この機械とお友達になります。
 本日はフルスケジュール、午後はクイーンズ病院に移動して、ラジエーション。例のお尻の3箇所の×印を基準にさらに詳しく照射場所を割り出し、第一回のラジエーションが無事終了。とはいっても、ポート埋め込み時の麻酔もさめてきて、胸に少しばかり痛みがはしります。この痛みが和らぐときには、キモもラジもぶら下げ機械もお友達になるでしょうか?
 ラジエーション終了後、着替えをして智恵子の待つ待合室に出てゆくと、丁度、私のお尻に×印をつけてくださった笑顔に特徴のある(一度の出会いでしたが覚えてましたね)放射線技師の方(仮名:ラジさん)が声をかけて下さいました。
 そこでラジさんは、このブログを見たというのです。「ええーっ?」どうして英語の方がこのブログを見るのかな? 奥様が日本人でそのお友達が日本から来て、そのお友達がスクエアの30周年コンサートに行っていたので私のブログを見て私の状況もご存知だったようです。なんか不思議で嬉しい偶然です。ラジさんの笑顔がさらに親しみを増します。もう、お尻に×印はつけてもらえないでしょうが、6週間の長丁場ですから、またまた、顔を会わせるときも多いでしょう。病院で笑顔が交わせるのはありがたいことです。
 昨日の発熱から一転して、さいさきの良いキモ・ラジはじめとなりました。


キモ・ラジのユウジ