歩いて良い日!

 一昨日からの続きで明け方まで、痛みと戦っていました。しかし、早朝に研修学生ナースが来て、名前と生年月日からはじまるマニュアル的問診が始まりました。痛みはありますかと言うから、日本語で「人生に痛みが一杯あるのは当たり前だ・・・」などと小声でぼそぼそ。
 彼女に八つ当たりしているのが分かったのでしょうか、彼女はさらに明るく、昨晩の痛みとの戦いを表している、よれよれのシーツとよれよれの病室着を交換すること、顔を洗い、体をクリーンしましょうという提案をしてくれました。
 大正解!これで方向は変わりました。気づいて見れば、酸素チューブがはずされ、点滴チューブがはずされ、痛み止め薬用チューブがはずされ、おしっこ取りのチューブがはずされ、現在右手に点滴用の針と患部の粘液(血液)を取るドレインチューブのみ。
 今日が歩いて良い日なのです。


(3月10日病院カフェテリアにてアップロード)