ネガとポジ

 
 使わなくなって久しい写真のフィルムにはネガとポジがある。実像の明るさや色を反転させて記録するのがネガ、そのまま記録されるのがポジ。なぜわざわざネガにするのかは知りませんが、両方が存在していて、同じ画像が正反対に記録されていたのでした。
 ネガとポジは、ネガティブとポジティブ、陰と陽、マイナスとプラスならば、ポジ(陽・プラス)の方が良さそうですね。
 しかし、病院の検査結果のポジティブ(陽性)はあまり嬉しく有りません。感染症の検査なら感染していますということになります。ネガティブ(陰性)の方が良いわけです。
 そして、ポジティブ・シンキング(積極思考・楽観思考・プラス思考)とネガティブ・シンキング(消極思考・悲観思考・マイナス思考)なら、勿論、ポジティブが良いですね。
 言葉にもネガティブ(否定的)な言葉とポジティブ(肯定的)な言葉があります。これもネガティブな言葉はあまり聞きたくありません。ポジティブな言葉は関係を良くし、人を生かしますが、ネガティブな言葉は関係を壊し、人を殺します。でも、人はネガティブな言葉を使いやすくて、ネガティブな言葉を言われるとネガティブな言葉で返してしまいます。そんなネガティブな言葉は聞きたくないし、言いたくないのに、言ってしまう。それが人の本質でしょうか?
 私もほっとけばそんなネガ系な人間かもしれません。でも、自分の心の検査結果がポジ(陽性)で悲しい考え方に感染しているのがわかって、神の方向を向くとポジ系人間に変えられます。「万事を益(プラス・ポジ)とされる」神が、私をポジ系人間にして下さる。
 まだ、時々言葉がネガってしまうことがありますが、ポジって行きたいと願っています。


ネガポジなユウジ