サムズ・アップな親指奏法、ギター篇


You Tube「Wes Montgomery - Impressions (1965)」
 そう言えば高校時代、私はジャズギターに興味を持ち、このウェス・モンゴメリーに憧れていました。彼の愛用のかっこいいギブソンL5は到底手が出ないので、日本製グヤトーン(?)のフルアコギターを購入し、親指でオクターブ奏法を練習していました。実は、私の親指奏法はその時から始まっていたのです。
 そんなころ、当時すでに注目を集めていたジャズギターの天才・渡辺香津美のライブを見るため、埼玉の田舎からお茶の水まで東上線乗って、上京したのでした。早くに到着した高校生の私、期待一杯の初めてのジャズライブハウス。しかし、時間が近づいてもミュージシャンらしき人の姿なし。本番直前にやっと学生服姿の渡辺香津美がギター(ギブソン・黒のレスポール)とアンプ(フェンダー・Super Reverb か Deluxe Reverb?)を担いで登場。リハーサルなどなしにいきなりライブ本番が始まりました。
 オー!オ〜〜!川越の田舎の高校生の私は、多少腕に自信ありでしたが、ほぼ同じ歳の天才ギタリストのレベルの高さに相当ショックを受けました。私はその時からギタリストでなくベーシストを目指し始めたのです。(その4−5年後には、デビュー前のスクエアの月例ライブステージで彼をゲストに迎え共演したのですから、自分でもびっくりです。)
 そんな音楽の個人史のせいでしょうか、親指奏法にこだわりありなのです。♪おーやゆび〜、サムズ・アップ!サムズ・アップ!べべベン・ベン♪


サムズ・アップなユウジ


(ブログ等にYOU TUBEの音楽Vの画面を貼ると、著作権使用料が派生する旨を聞きましたので、これからは、URLのリンクのみにいたします。)