ヒギンズさん、行ってらっしゃい!


 私たちが13年前にハワイに来て最初の教会がホノルル教会、そのメンバーにヒギンズ雪子さんという素敵な未亡人がいました。メルヘンというかファンタジーというか、目の中に星がキラキラしているような方。語る言葉もキラキラしていて、その口から汚い言葉を聞いたことがありません。それでいて、必要なことははっきりと言われる芯の通った方です。私は3年間彼女の牧師としてお世話になり(?)、その後も何かにつけて心配して頂きました。
 彼女が入院しているのを聞きました、そして、ケアホームに移られたと聞きました。ケアホームを訪問しましょうとある方と約束をしていたやさき、ケアホームに移って三日目に彼女は天国に旅立ちました。
 お世辞抜きに素敵なクリスチャンだった彼女。誰もが彼女を、愛の人、祈りの人と証言します。昨日は、そんな彼女を天国に見送る召天式がホノルル教会でありました。素敵な方、愛すべき方が去って行かれるのは、やはりつらく寂しいことです。でも、誰にでも例外なく死が訪れるように、このようなお別れが必ずあります。
 ずっと以前は気休めで口にしていた天国という言葉だったでしょうか、でも、クリスチャンになって天国という所を、確かな所として信じることができるから不思議です。イェスさまを信じて、天国の希望に生きた彼女に「行ってらっしゃい」と気休めでなく言うことができます。


ヒギンズさん、行ってらっしゃい!