自分の腹の中をのぞいて…
2009年8月にも「私の腹の中…?」という記事を書いた。あれからも数えきれないほどXrayやCTスキャンの映像で、自分の腹の中をのぞいたでしょうか?
特に、CTスキャンは断層映像ですから、胸部からずっと連続で肛門あたりまで、まさに自分の腹の中をはっきりクッキリとのぞきます。
昨日、ドクター・マタヨシから先月末のCTスキャンの結果をゆっくりと十分に説明を受けながら見ました。骨盤内膿瘍のお腹の中の瘻孔(空洞)が確かにあり、悪化はしていないが固定していることを確認しました。また、注腸の造影剤が人工肛門の方から出たということは、腸内と腹腔内が繋がっている、つまり内と外が繋がっているということです。
そして、結論として、後2年を待たずに、早い時期に手術をすべきであるということで、二つのオプションが示されました。
第一は、この膿瘍の元になっている瘻孔を取り除くことと人工肛門を設置し直すというもの。第二は、瘻孔の取り除きとともに大腸と直腸肛門を再接続する(元に戻す)。どちらも、簡単な手術では無いということ、特に第二の方法は困難が多いということでした。
今回の訪日で、まことにタイミング良くこの分野の専門医の診察を受ける予定ですので、さらに良い理解の中で決断ができそうです。今回のCTスキャンのデーターも、明日にはコピーが出来て日本に持参することが可能となりました。このデーターが利用できれば、日本での検査が不要かもしれません(注腸検査をすれば必ずインフェクションが戻りますから…)。
精神的に自分の腹の中を探るということは簡単なことではありません。また、肉体的に腹の中をのぞくのもつらいものです。でも、自分の腹の中、自分の内側をしっかりと見つめる時に、前に進むことができるのですね。