ハワイの実家より。

(息子、中村匡のブログ「B-BEAR」からの転載)
 当初の予定より40分ほど早い、ハワイ時間で午前8時25分頃ホノルル空港に着きました。空港から一度家に行き、荷物を置いてシャワーを浴びてから親父様のいる病院へ。
ちょうど痛み止めを打った直後だったらしく、本人は睡眠中でした。現段階で親父様の体重は今までで一番低い状態らしく、前に見た時以上にやせ細っていました。ただ、顔色は思っていたよりも良く、目が覚めてからも話しをする中で声にも多少の力強さを感じました。
 実際に親父様と話して手術に関しても多少詳しい事が把握できました。今回の手術は親父様の体力面、メンタル面が一番のネックかと思っていたのですが、手術そのものがかなりの難易度らしく、それは心臓の手術をする大変さに匹敵するらしいのです。
 今回、直腸の一部分を切除し、それを大腸につなげる手術をするのですが、それと同時にお腹の中で感染症を起こしてる部分の切除もするようで、どうやらその作業がかなり細かな作業らしいのです。手術は約6〜7時間かかるだろうという事でした。

 親父様と話しをしている中で、「別に脅してるわけじゃないけど、お前も覚悟はしておけ」と言われました。つまり、それくらい大変な手術なのです。でも、親父様本人は諦めてそういっているわけではありません。僕が当初思っていたよりも精神的にはしっかりしていて、手術そのものに対する不安は無いと言っていました。ただ、今まで手術をして術後の感染症でまた調子が悪くなり…の繰り返しなので、今回も手術というより術後が一番気になるようです。
 予定ではハワイ時間で明日の午後1時より手術の準備に入り、おそらく午後2時過ぎ頃から手術がスタートになると思います。
 麻酔を打って、そのまま…っという事も否定しきれない手術です。どうか、祈って下さい。本人も乗り切ろうと頑張っています。僕の今の希望としては僕がハワイにいる間の中で、手術をして退院をしてどこかに家族で食事を食べに行くのが、希望であり目標です。ごくごく当たり前の事ではありますが、それが今の僕達家族にとっては特別な事なんです。
 ちょっと長くなってしまいましたが、おそらく明日は手術が終わるまではブログもアップできないと思うので、まとめてここに記しました。明日を乗り越えればひとまず山場は越えることになると思います。
 どうか、覚えて祈って下さい。