ドクターOのセカンドオピニオン


 先週の木曜8/10にドクターO(オー)のセカンドオピニオンをもらいました。一週間遅れのご報告をします。
 すでに、8月1日ブログ「ドクターOに予約!」にて、「東大医学部からスタンフォード大で移植を専門にされた凄腕外科医、頭の回転が早すぎて、言葉の回転も早すぎだそうで、意味不明なことも有り得る」。
 とドクターKに紹介されたので、かなりの変人(?)かと期待してましたが、誠に普通で誠実なドクターでした。しかし、救急の電話が何回も入り、随分と待たされたり、話が中断したのには閉口しました。ですが、その埋め合わせのように十二分に時間を割いて話を聞いて解説してくれました。それで、彼のオフィスのナースはすでに帰ってしまい、支払いは出来ず(翌日に請求きました)、ドクターO自身が私たちを送り出して鍵をかけていました(本来なら駐車場も実費ですが、彼のオフィスが負担しました)。
 そして、264ページのメディカルレポートのデータは必要無く(全部を見る時間などはありませんよね)、最近の数ページのペーパーコピーと私が自分で1ページにまとめた治療経過(コレを見た時、彼は「踏んだり蹴ったりだな!」と独り言を言ってました)とドクターKからの紹介状で十分に把握できたようです。 
 基本的には、ドクターマタヨシの見解と一緒で、癌摘出手術から5年(2014年3月まで)は待つべきであり、現時点での外科的処置はできないということでした。そして、今の私の状況から人工肛門を閉鎖し直腸を再接続する手術の難易度は高く、直腸の専門医がすべきであるということでした。また、今のまま人工肛門で行く方が安全であるとも言われましたが、手術の最終判断は3年後にすべきということです。
 そして、日本での治療の可能性も聞きました。それは、まずは検査のための期間と手術後の安定の期間が必要なので、相当の滞在期間を覚悟すべきであり、私のケースのような再手術を、どの医師も喜ばないと言われて大変に納得しました。
 何にせよ、現在の状態は悪くはなっていない、体重が増えている、癌の再発転移がない、のだから良いと解釈すべきなようです。そして、今も脱腸の問題有りの不出来な人工肛門も、あと2−3年は使えるでしょうとのことで、とにかく、まだまだ待つべきなのです。
 まるで、新しい展開はありませんが、もう一度納得して、気持ちが落ち着きました。さいわい、7月の最初から今まで、発熱無し、インフェクション無し、抗生物質服用無しで、崩れずに一ヶ月以上です。こんなことは今までありません、この長さの安定は初めてのことです。これが二ヶ月になり三ヶ月になったら安定でしょうか?
 「こんどこそ…」、と期待しています。