60才から…

 昨日、朝一番は抗癌剤点滴用埋め込みIVポートの月一度の洗浄のため病院へ行きました。このIVポートは、すでに一年半以上使用していませんので、そろそろ、体調が落ち着いたら取り出し手術をすることができるでしょう。

 そしてその後、日本から丁度ハワイに滞在中の大々先輩の牧師先生とランチをご一緒しました。その大々先輩牧師とは、現在83才の正木茂先生です。先生は日本のラジオの「ルーテルアワー」を長年続けられ、現在もハワイのラジオ番組「心に光を」の毎週月曜を担当。日本から録音でメッセージを送り続けて下さっています(今までに通算7000回ものラジオメッセージを作られたそうです)。
 昨日は丁度、先生ご夫妻の結婚56周年の記念の日でもありました。時を忘れて何時間も先生のお話を沢山聞くことができました(幸い、私の身体もOKでしたので…)。特に、60才からアメリカ中西部と東部で幾つもの教会の開拓をされたことを聞いて、良い意味でショックを受けました。それらの教会の一つのニュージャージーの教会は、20年近く前に訪問したこともあり(現在のN牧師は聖書学院の先輩)、馴染みがあります。
 とにかく、正木先生は60才から日本を離れ、アメリカで幾つもの教会を開拓され、現在もそれらの教会がしっかりと根づいているという事実。そして、その期間もずっとハワイのラジオ番組のために録音したものを送り続け、現在も継続されているという事実。
 私自身の最終手術は、ほぼ3年後の60才の頃とスケジュールされています。今も少しづつ活動を再開できるようになりましたが、本格的には60才以降というのが、今の私の現実です。正直、60才からなのか…と複雑な心境でしたが、昨日、吹っ切れたような気がしました。いいえ、「60才から…」で吹っ切れました!私は正木先生のような偉大な先生ではありませんが、私にも可能性ありかなと…。


「60才から…」なユウジ