最終手術からもう二年


(これは二年前、手術後に退院してから大阪の街に繰り出した時の勇姿?)


 2012年6-7月、大阪にて、2009年の直腸癌摘出手術後の長引く縫合不全、慢性骨盤内膿瘍の改善のための手術を受けていた。もう二年経過したが、つい最近のような、また遠い昔のような。。。
 あの時は、膿瘍の癒着のほとんどを摘出したが、最深部の縫合不全箇所は硬化のため手が付けられずに温存、経過観察となった。膿瘍の悪化は無いだろうというのが担当医の診たてだった。
 ただ、昨年春にはすでに放射線療法などで傷んで不具合のあった膀胱に穴が開いた。直腸と直結した穴から尿は、閉鎖された肛門からも排泄されるというあり得ないような状態で、要介護では無いのに常時オムツのお世話になるようになった。この膀胱の穴を閉じる手術は危険な故にこれも温存となった。しかし、不思議なことにこの尿の迂回が膿瘍を洗い流し続けて、膿瘍の悪化を抑えてくれている。


 つまり、現在は担当医の診たてどおり膿瘍の悪化は無い、だが回復は横ばいのように感じられる。慢性的というのは症状は無くならないが、それに慣れることができて、何か集中したりやるべきことがあるならそれを忘れることができる。しかし、ホッとしたり時間の経過の中でまたそれに気づく、、、そんな繰り返し。
 でも、見た目は健常時に近く改善されているのですから、感謝・感謝!この土曜から、二年前には手術で参加できなかった所属教団の夏期修養会に参加でき、さらにもう一つの修養会にゲストでお呼びいただき、半月ものLA滞在が可能なのですから、感謝・感謝・感謝!


追記)「快復記」というタイトルは完治を願っての命名で現状と違いますが、まあそのまま温存します。悪化しないのが最善と受け取っています。